2005年4月27日発
第2次解決促進ゾーン(4/18〜4/23)の取り組みを終えた4月26日、石狩・札幌幌地区闘争委員会は第11回の賃上げ集計を 実施しました。本集計には、交通労連及びハイタク関連労組からの妥結報告も加え、同日現在の妥結組合は82組合 (ハイタクを含む場合90組合)となりました。妥結状況は加重平均で4420円(1.77%)となり、額では−54円となるものの、 率では0.03ポイント前年を上回る状況となっています。現時点での春闘参加組合は191組合、回答妥結92組合となっています。 今後、地場組合の交渉が本格化します。地域の団結力で頑張りましょう。
北海道経営者協会は、26日道内企業の春闘交渉中間状況を発表しました。平均回答額は、2435円(+60円)、0.83% (+0.02ポイント)とし、ほぼ前年並みとしました。
集計対象企業185社のうち85社が回答額を提示しており、本州出先企業の回答は5355円(1.77%)地場企業の回答を1900円 (0.70%)としています。同協会は、賃上げ率の下落傾向は歯止めが掛かってきている、としています。石狩・札幌地区 闘争委員会は、連合労組の所属企業を数字に反映させているか疑問とし、もう少しあがっている筈としています。
第11回 平均賃上げ集計 参加登録191組合 | 組合数 | 要求 | 回答妥結 | 昨年妥結 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
額 | 率 | 額 | 率 | 額 | 率 | ||
回答妥結集計 加重平均 | 94 | 5121 | 3.69 | 4376 | 1.76 | 4451 | 1.74 |
妥結集計 加重平均 | 82 | 5157 | 3.73 | 4420 | 1.77 | 4474 | 1.74 |
産別名 | 単組名 | 要求日 | 要求内容 | 妥結内容 | 妥結日 |
---|---|---|---|---|---|
交通労連 ハイタク部会 | 札幌昭和交通労組 | 2月17日 | 月額5200円×12ヶ月 | 現状維持 | 3月14日 |
はまなす交通労組 | 2月28日 | 月額5200円×12ヶ月 | 現状維持 | 3月7日 | |
千歳昭和交通労組 | 3月1日 | 月額5200円×12ヶ月 | 現状維持 | 4月6日 | |
全自交 | 北びし労組 | 現状維持 5年台替オートマ車導入 | 4月5日 | ||
日北労組 | 現状維持 | 4月13日 |
◆ 春闘速報の作成にご協力ください ◆
本年度も賃上げ状況などについて積極的な情報提供をお願い致します。様式は問いません。
【 送 付 先 】
連合北海道闘争本部 FAX 011−272−2255 札幌地区闘争本部 FAX 011−532−23314月26日18時15分より、石狩・札幌地区闘争委員会は、05春闘の均等待遇推進の取り組みとして、「平和と平等を求める さっぽろ集会」を開催しました。冒頭、SGU大新東ユニオン北條隆彦執行委員長は、自らの解雇撤回の取り組みを報告 し会場から大きな支援の拍手がわき起こりました。
同集会の、講師にはフリージャナリストの斉藤貴男さんが参加し「不公正な格差を生むメカニズムと弊害」と題した講演を 行ないました。同氏は、「構造改革のバックボーンには新自由主義の思想が入り込んでおり、それは市場の経済活動に全て を委ねることで、全てが上手く進む、という危険なものである。その経済活動の中では、グローバル化というものが国策と して行なわれ、それに対応するかのよう、雇用の階層化が進められる、この中では人格・人権も含めた差別化が平気行なわ れるもので、放置すれば戦争肯定の議論に行きつく」と、現在の雇用政策・経済政策について鋭い批判を展開しました。そ の上で、労組の役割は大きいとし、「労組そのものは全ての労働者が共感できる場所であるべきであり、正規雇用労働者だ けの場所であってはならない」としました。当日の会場には、市民・組合員など約152名が参加し、質疑応答も含め活発な 意見が交わされました。春闘も平和平等の取り組みも頑張ろう!
石狩・札幌地区闘争委員会は、今地場地域への徹底した周知を実施しています。春闘リーフと時間給調査葉書を10万セット 作成(手製)し、個人宅・街頭配布などをしています。10万セットのうち約4万は、既に各産別・地域へ2000セットから500セット の範囲で送付しております。各産別・単組内の意識啓発も含め、組合員の自宅近辺へ配布願います。この時間給調査の葉書 は、地域最低賃金の審議にあたり重要な理論値となるものです。私たちの行動と熱意で、地域最低賃金の底上げを今年も 実現しましょう!
石狩・札幌圏労働者の2005春闘追い上げ集会です。全組合員の参加、友人・知人の参加で2005春闘を盛り上げましょう。 そして、地場景気回復を実現しよう!
■日 時:2005年5月10日(木) ■18時15分〜 場 所:札幌市民会館2階