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連合・さっぽろ労働相談センター 2006春季生活闘争速報 第32号

2006年9月11日発

破産なんかに負けない!

9/11 札幌ステーションホテル破産

株式会社マルエス札幌ステーションホテルは9月6日に札幌地方裁判所へ破産を申立ましたが、 11日午後に破産手続開始が決定されました。 これにより、同社の全資産は破産管財人の管理下に置かれ、 同社が回収する売掛金等で形成する破産財団から届出のある債権者に支払がなされます。 札幌ステーションホテルユニオンは、組合員の給与、残業未払い金、解雇予告手当及び退職金等を優先債権として届け出ます。 同時に当面の生活資金確保のため賃金の立て替払いの手続に取り組む予定です。 社長竹内宏二氏個人の品格や破産手続の在り方を論ずる前に、先ず生活の糧の確保を優先すると組合員は元気に語っています。

仕事を求める従業員の履歴書に汗と涙の跡

懸命に諸手続に取り組む組合員の間には、作業の後はかならず仕事・就職先のことが話題となります。 竹内社長の約束不履行でルートインジャパンとの面接も不可能となった組合員は、 様々な「つて」を頼りに履歴書を持参し求職活動に励んでいます。 しかし、現実は厳しく経営に失敗し身売りした会社に対する評価は厳しくて良い結果が得られません。 その様なところへ今回の破産手続開始の知らせが入りました。 組合員の1人は持っていた履歴書を開き見つめた後、机に置いたまま無言で帰宅しました。 その履歴書の文字はインクがにじみ使えなくなっていました。汗と涙のシミです。 今回の破産手続によって一体誰が幸せになったのか、深く考えざるをえません。破産者は何を苦しんだのでしょうか。 聞いてみたいものです。

それでも元気に ランチ街宣12時〜

札幌ステーションホテルユニオンはドン・キホーテ前で街宣を実施中です。参加してみませんか。

月日時:9月11日(月)〜10日間 12時〜12時40 分 場所:中央区狸小路 ドン・キホーテ前