2005年2月24日発
石狩地協・恵庭地区連合会は、2月23日(水)18時より、恵庭市民会館で「社会的ひきこもり −その内なる声に耳を傾ける−」 と題するシンポジュウムを開催致しました。同シンポジュウムは、石狩地協の春闘方針・「職場復帰を支える街づくり」 の課題の一つとして取り組まれたもので、(社)北海道勤労者安全衛生センターの地域産業健康研修会を兼ねたものです。
講師には、りえぞんセンター札幌代表の濱田康氏を招き、題材には、いま年代を超えて急速に広まりつつある 「社会的ひきこもり」を挙げました。濱田氏は、その発生のメカニズムと職場や家庭で取り組める対処方法等を分り易く説明し、 又年代毎の事例等も織り交ぜながら約90分程度講演を致しました。講演で濱田氏は、北海道の自殺者の急増を取りあげ、 自殺者の多くは「うつ」状態であるとし、「うつ」についても「病気」を原因とするものと「悩み」を原因とするものに 分類されるとしました。そして、社会的ひきこもりは、「悩み」の「うつ」を原因とするもので、初期段階では積極的な傾聴 (アクティブ・リスニング)が有効的であるとしました。参加した市民・組合員等約40名は、 濱田氏の講演に大きな感動を得ました。
05春闘の北海道決戦を目前にし、連合組織や産別等で各種学習会や集会が開催されています。 連合組織では、連合北海道が2月22日に、拡大闘争委員会を開催し、春闘方針の確認と中小パート対策等の具体的取り組み について提示しています。また恵庭地区連合では、石狩地協方針の「社会的引きこもり」対策関連の集会を2月23日に 開催しています。産別では、サービス連合が2月16日にパートタイマー等を中心とした学習会を開催し、2月25日には 運輸労連が定山渓に於いて05春闘方針の確認の他、組織拡大に向けた戦略的学習会を開催します。
また、札幌地域労組では2月19日・20日の両日にわたり春闘討論集会を定山渓で開催し、 高齢者雇用法制の現実的対応に向けた学習会の他、2月23日には、「特別養護老人ホーム ルミエール」 で発生した高齢者虐待について内部告発・改善に取り組んでいる組合員の支援集会を開催しています。 春闘交渉前に労働者の権利と生活を守らねばならない、労働者が明るくなければ地域社会は復活しないということを、 確認し団結力を強めています。
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