2005年3月3日発
札幌地区連合は、3月1日と2日の9時から20時までの間、札幌圏の派遣労働者を対象に「札幌地区派遣トラブルホットライン」 を開設し、派遣契約で働く方々からの相談を受け付けました。札幌圏内の非正規雇用労働者は、全雇用労働者の30%後半を 占める状況になっておりますが、その非正規雇用労働者の中でも、派遣労働者(主に登録型)の占める割合が徐々に高く なってきています。その様な中、普段の労働相談の中でも、派遣契約に関する内容が増えていることから、今回の取り組みと なりました。相談の中には、昨年派遣法改定の中で解禁とされた、製造業関連の派遣労働者複数人から、明白な偽装請負の 勤務実態について改善の方法を求める相談が寄せられました。又、派遣労働者に対する差別的処遇の典型である有給休暇 ・解雇についての相談もありました。今回の相談は10件でやや少なめでしたが、病気有給を申請して欠勤扱い、契約期間を 半年以上残して、突然一方的契約打ち切り等々、処遇と悩みは派遣法制定時から不変の内容です。 公正な処遇・権利確保のために団結して頑張りましょう!
増え続ける派遣労働者からの相談に対応するため、札幌地区ユニオンは札幌地区派遣業関連労働者ユニオン (札幌派遣スタッフユニオン)を、2月28日に結成しました。同ユニオンは、個人単位、職場単位の何れの加入も可能であり、 職場単位の場合は「支部」の名称をもち単独交渉を可能としています。派遣トラブルホットラインの初日3月1日は、 ネイブルソリューション株式会社(本社・札幌市)に同ユニオンネイブルソリューション支部が結成され、3月3日に同社へ 通知致しました。同社は、北海道内の製造現場を主に派遣対象とする会社であり、道内各地に派遣先を有していますが、 支部役員は有名精密機器メーカーの製造現場に派遣されております。組合は、直接雇用などについて会社に要求しています。 応援して下さい!
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