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連合・さっぽろ労働相談センター 2006春季生活闘争速報 第22号

2006年7月7日発

労働契約法厚労省案に反対する札幌行動

考えよう・見つめよう 私たちの働き方

7/11〜12 地下街オーロラプラザで出前労働相談・パネル展

札幌地区連合は、7月11日と12日札幌市中央区地下街オーロラタウン内のオーロラプラザで厚労省提案の労働契約法案に反対するキャンペーン行動を実施します。 現在、厚労省は労働政策審議会・労働条件分科会に対して労働法制の見直しに関する「検討の視点」(たたき台)を提示しています。 そして、労使間で労働条件を決める際の基本的ルールとなる労働契約法の制定に加えて、労働時間制度の見直しに向けた議論をするとしています。 この「たたき台」には、「ホワイトカラーイグザンプション」、「残業規制解除」に加え、解雇の金銭解決等労働者・労働組合の権利を極端に制限する内容が多く含まれています。 札幌地区連合では、現在提示されている内容についてパネル展を通じて解説し、現在の「たたき台」に含まれる危険度を広く市民に周知してまいります。 また、会場内にブースを2ヶ所に設置し労働相談を実施することとしています。 各産別・単組の皆さんの積極的参加についてもお願い致します。検討される労働契約法・労働時間法制の主な項目は下表の通り。

【 労働契約法・労働時間法制の主な項目 】

【 労 働 時 間 制 度 】
(1)労働時間設定の柔軟化 労基法の原則や週40時間制に拘束されない労働を一部労働者に認める
(2)時間外労働・休日労働の抑制 一定時間を超える残業時間について割増率引き上げ、代休付与を義務化。
【  労 働 契 約 法  】
(1)労働条件変更ルールの明確化 採用内定・出向・転籍・懲戒・解雇・退職まで幅広く明示。
(2)労使委員会の設置促進 同機関で労働条件・就業規則変更を決め、紛争解決の場とする。
(3)解雇の金銭解決制度 裁判所等の判断にとらわれず、企業の意志による金銭解決を制度化する。
(4)雇用継続型契約変更制度の導入 配転・出向を含む労働条件変更を変更後の雇用契約を継続したまま協議
(5)有期労働契約のルール明確化 雇用契約の反復更新による契約無期限化を防ぐためのルールを明確化。

尚、本キャンペーンの期間中、会場内では厚労省労働政策審議会に対する市民意見を求めるコーナーを設置し、 札幌版「労働契約法・労働時間法制へのパブリックコメント」を作成し、厚労省へ送付する予定です。 日程については以下のとおりです。

安心な生活・安全な地域形成へ 「考えよう・見つめ直そう 私たちの働き方」
※会場内特設ブースで無料労働相談実施
日 時2006年7月11日(火)~7月12日(水)10時〜20時(12日は19時)
場 所札幌市中央区地下街 オーロラプラザ
内 容出前労働相談(会場内特設ブース) パブリックコメント作成 ビデオ上映 パネル展
特 記(1) 11日の会場設営を午前8時から実施します。作業ボランティアを募集しています。協力を!
(2) 11日と12日の相談員を募集します。※問い合せ先:210-0505札幌地区連合会山本功

連合北海道も組合員対象の研修・学習集会開催

連合北海道は7月12日労働契約法、労働時間法制について下記の集会を実施します。各組織の参加をお願いします。

「こんな労働契約法はいらない!労働者のための労働契約法・労働時間法実現を求める7・12集会」

【 日 時 】 2006年7月12日(水)18時30分〜             【 主 催 】 連合北海道

【 場 所 】 札幌エルプラザ 中央区北8西3 TEL728−1222  【 内 容 】 審議会情勢報告(連合本部)ほか