2004年9月24日発 17号 発行責任者 寺林利郎 TEL011-532-0505 Fax011-532-4175
札幌地区連合は、9月22日11時札幌市役所16階議員応接室に於いて緊急要求書を 上田市長宛に提出しました。内容は、社会福祉法人公和会特別養護老人ホーム ルミエー ル(札幌市白石区)職員の高齢者虐待に対して上田市長宛に提出した、札幌地域労組組合 員の内部告発の取り扱いについてであります。
同内部告発は、8月27日付けで上田市長宛に提出したもので、同施設内では長期間に わたり、職員が高齢者に対して殴打・罵倒・恫喝が繰り返していると指摘し、早急な是正 を求めるものでした。札幌市では、9月1日頃より同施設に対して調査に立ち入ったもの の、告発した組合員に対する、施設側の圧力は凄まじく、解雇等をにおわせる発言をする までに至っています。札幌地区連合では、これらの状況を鑑み札幌市へ厳正かつ早急な調 査等4項目の実施を求めました。内容は以下の通りです。
趣旨説明にあたり、札幌地区連合伊藤事務局長は、福祉分野に於ける利益優先色の強さ が経営姿勢に強く出過ぎている、札幌市の強い指導性が求められるとしました。また、札 幌地域労組の鈴木書記長は、普段の現場に於ける暴行内容に加え、職員が重圧に耐えきれ ず退職を決意した状況を説明しました。
札幌市保健福祉局横山理事は、これまでの調査でも、指摘された事項があつたのではな いかと感ずる状況も多分にあるとし、申入れの趣旨を十分に反映した調査をしたいとしました。
8月27日に自分たちが働く施設「特別養護老人ホームルミエール」でおきている老人 虐待について勇気を持ち内部告発をした組合員2名は、現在も勤務を継続しています。
今、この施設側管理者は虐待の事実について隠蔽を図っています。
その一つが、当該2名の組合員対する恫喝とも言える圧力攻撃です。施設長長沼シズコ 氏は、大声で「あなた、よく職場にこれたわね。どういう神経しているの!施設をつぶす つもり?」「あなたの親をよんどいで」「たたいた回数が判らないのであれば冤罪だ」等と 本人等に言い放つ日々が続いています。
そして更に、入所する高齢者は「早く食え」等と罵声を浴び、殴られながら食事介助を受けています。
この様な施設管理者たちこそ、許してはいけない存在です。そして、内部告発をした組 合員2名はなんとしても、雇用の継続を実現し今後の施設正常化に尽力してもらわねばなりません。
札幌地域労組では、この「特別養護老人ホーム ルミエール」を入所者の人権を守る施 設にすること、そして内部告発をした職員の雇用と人権を守ることを目的に「内部告発を 支える会」を下記の日程で集会を開催して、結成することしました。札幌地区ユニオンは 全面的に支援を致します。組合員の皆さんは、賛同される方々を伴い集会に参加されるよ うお願い致します。
集会名 : 特養ルミエールによる老人虐待 内部告発者を支援する集会
(内部告発を支える会 結成総会)
日 時 : 2004年10月1日(金)18時30分〜20時
場 所 : 自治労会館3階 中ホール(北区北6条西7丁目)
内 容 : @特養ルミエールにおける虐待の実態
A内部告発から現在に至るまでの経緯
B私たちが目指す解決
C内部告発を支える会の結成総会
主 催 : 特養ルミエールでの内部告発を支える会 準備会