本日2日目となった秋季なんでも相談ダイヤルは、昨日同様8時30分から19時間で開催され、来所者1名を含む19名・26件の相談が寄せられました (2日間通じては51名・75件)。
特長としては、「正社員・男性」「長時間労働・残業代未払い」であることがあげられます。
これまではパートタイマーやアルバイト、派遣など期限付き労働者に対しても解雇や退職強要などが数多く強行されていました。 ところが、バブルの負債処理も一段落しつつある昨今、今度は逆に人手不足に陥った企業は、増員ではなく、現在いる従業員で業務拡大をもくろんでいます。 結果として、従業員一人当たりの業務量はその処理能力を超えたものとなり、長時間労働を余儀なくされますが、 こうした会社の多くは残業代を支払わない「サービス残業」を強いることになります。 中には労働基準監督所の指導が入ったにもかかわらず一向に改善しないというきわめて悪質ともいえる会社もあるなど、 職場はまさに何でもありの無法状態の様相を呈しています。
今回は経営者への叫びに限らず、「業務改善を提案したら『パートのくせに意見言うやつは辞めろ』と正社員に言われた」 といった正社員従業員に対する怒りや、「職場組合の議案書を見せてくれない。組合は頼りにならない」といった組合不信を訴える相談がありました。
均等待遇実現を目指す我々にとって、これらの訴えは真摯に耳を傾けなくてはならない問題といえます。 自分達の職場の組合員がこうした組合(員)に不信や疑問を抱いていないか今一度確認することが求められています。
札幌市は市民・事業者向けに労働セミナーを開催します。参加は電話・FAX・メールでの申込順です。 会場には十分な余裕があります。是非、連合組合員で席を埋め尽くしましょう!